佐伯地区医師会のホームページにお越しいただきありがとうございます。
私たちの佐伯地区医師会はそのルーツをたどれば明治21年発足の「佐伯郡医会」まで遡ります。この会は第二次世界大戦終戦時に一旦解散となっていますが昭和22年11月に「社団法人佐伯郡医師会」として生まれ変わり、昭和30年大竹支部の独立、昭和60年旧五日市町の広島市編入により「社団法人佐伯地区医師会」へ名称変更、その後五日市支部、湯来支部の広島市医師会への編入を経て、平成26年4月より「一般社団法人佐伯地区医師会」となり現在に至ります。
佐伯地区医師会は、令和6年6月22日現在で開業医107名、病院勤務医250名、計357名で構成されており、医師会の定款に述べておりますように「医道の高揚、医学・医術の研鑽・普及を図り、会員の権利の擁護と福祉の充実につとめ、もって住民の健康と生命を守る社会的責務を遂行すること」を目的に活動しています。
その内容ですが、市民の皆さまの健康推進に寄与すべく日常の診療以外に地域基幹病院であるJA広島総合病院と連携した廿日市休日夜間急患センターでの準夜間休日診療、在宅当番医による休日診療、各種成人病検診および特定健康診査、予防接種事業、学校医関連事業、医師会内に併設した佐伯地域産業保健センターにおける小規模事業場での働く人に対する保健相談などの産業保健サービス事業、訪問看護ステーションおよび居宅介護支援事業所での介護保険事業や高齢者・在宅療養者の支援事業、検案輪番制事業など多くの事業を関連機関と連携して行っています。
そして、これからの高齢化社会の到来にむけて引き続き地域包括ケアシステムの構築、在宅医療の充実、高齢化に伴うフレイル予防、ACP(アドバンスケアプランニング)の周知、糖尿病腎症の重症化予防、自殺対策、災害時における医療体制の充実など、県医師会、行政、関連機関と更なる連携を深めて取り組んでいきたいと考えています。佐伯地区医師会では引き続き様々な課題に取り組みながら市民の皆さまに安心して過ごしていただけますよう地域医療の充実に努めてまいります。ご理解とご協力よろしくお願い申し上げます。
広島県佐伯地区医師会会長 大久保 和典