みんなの健康講座
広報 はつかいち より HATSUKAICHI


平成16年8月1日号 No.965

知って防ごう、熱中症

廿日市支部 吉田 研一

◆熱中症とは

熱中症とは、読んで字のとおり、「熱に中(あた)る症状」です。つまり「”あつさ”によって引き起こされる、さまざまな体の不調」のことをいいます。

厳しい暑さにさらされる、あるいは運動などによって体の中でたくさんの熱を作るような条件下にあった人は、体温を一定に保つために大量の汗をかきます。それにより、体内の水分や塩分が失われ、さまざまな体の不調が起こります。いくつかの症状が重なり合いながら進行していき、全身の臓器の機能不全になると、死に至る可能性もあります。

熱中症は、①熱波による高齢者の熱中症、②幼児が高温環境(自動車内の放置など)に置かれて起こるもの、③厳しい暑さの中での労働で起こるもの、④スポーツ活動中に起こるものなどがあります。

◆熱中症の分類

熱中症は、皆さんの身近なところで起きてます。また、熱中症は極めて短時間に重症化することがあります。そのため、まず熱中症の危険性を認識しておくことが必要です。

次の重症度分類において軽症の時点で、適切な対応をとることが重要になります。

◆熱中症の対応・処置

◆熱中症の予防 -熱中症予防8か条-