みんなの健康講座
広報 はつかいち より HATSUKAICHI


平成14年12月1日号 No.925

インフルエンザに備えよう

佐伯地区医師会 廿日市支部 金広 啓一

近年、冬になるとインフルエンザが流行し、小さな子どもから大人、お年寄りまで、多くの人がかかります。

インフルエンザも普通の風邪もウイルスによって起きますが、インフルエンザは、ウイルスの病原力(人体を痛める力)が普通の風邪のウイルス群より強いので、一般的に、症状や経過が普通の風邪より重症です。

◆インフルエンザの特徴

特に、免疫がなくて体力の弱い人がかかると重症化しやすく、乳幼児が髄膜炎や脳炎を合併したり、高齢者が肺炎などをおこしたりし、最悪の場合には、死亡することもあります。

◆インフルエンザの予防

インフルエンザウイルスは空気を介して人体の上気道(のど)に侵入します。

予防策として、

インフルエンザの疑いがあるときは、なるべく早めに病院、医院で受診することです。できればインフルエンザの迅速検査ができて、薬のおいてある施設がよいと思います。